江戸時代の人々は節約名人 究極のミニマリストかも
ミニマリストとは、最小限、最低限度を意味する英語のミニマムからきている必要最小限のモノで生活するライフスタイルを実践する方々のことです。
シンプルライフを目指す自分には、ひとつの目標なんです。
先日、江戸時代の人々の生活を学ぶイベントに参加したんですが、話を聞いてビックリしました。
江戸の町人って、節約名人で必要以上のモノは一切持たない究極のミニマリストだったんですよ。
江戸のミニマリストのことをお伝えしたいと思います。
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ミニマリストになろうと思ってもなかなかムズカシイですよね。簡単にはミニマリストにはなれそうもありません。
しかし、定年後の将来を考えると、必要以上のモノは持たないほうが良さそうです。そう思って、思い切ってモノを処分する断捨離は少しづつでも進めたいですね。
もちろん断捨離とミニマリストは、イコールの関係ではありません。
しかし、断捨離の延長線のひとつがミニマリストではないかと考えています。というわけで、ミニマリストのちょっと手前ぐらいまでは行きたいかなと思っています。
では、江戸の町人の生活をお話ししたいと思います。きっと参考になると思いますよ。
江戸町人の住まいは?
大通りに面した店を持つ商人とは違いその裏手の”裏長屋”が一般町人の住まいです。長屋は、平屋建てで「九尺二間」という広さだったそうです。
「九尺二間」ってどの位かというと、間口が九尺=約2.7mで奥行きが二間=約3.6mですから、だいたい六畳の広さです。
さらに1.5畳ほどの土間に台所やかまどがありますから生活スペースは、約四畳半ということになります。
すごく狭いと思いませんか?
ここで、4~5人の家族が生活していたそうですから相当整理整頓が行き届いていたんでしょう。
また、同じスペースを食堂や居間そして寝室としても使っていたわけですから場合によっては畳も整理して狭いスペースを有効活用していたそうですよ。
実際、職人さんの家では畳をあげて板の間にしてそこを作業場として仕事をしていました。
そして、井戸やトイレは共同で、お風呂は銭湯が一般的だったそうです。
なんだか、毎日がキャンプか合宿のようですね。
江戸町人の持つ家財道具は?
暮らしの必需品の家財道具。
持っていた道具類は、わずかな衣類と皿と茶碗、はし程度の食器、そして火鉢(ひばち)と照明の行灯(あんどん)収納は行李(こうり、竹製の入れ物)や長持(ながもち、木箱)程度だったそうです。
しかも、家財道具は古道具屋から購入して引っ越しの時にはまた古道具屋に売ることも多かったそうですし、家財のレンタル屋もあったそうです。
やっぱり、キャンプ?
ほぼ私物ゼロというまさに究極のミニマリストですよね。しかし、引っ越しは、きっと簡単だったでしょうね。
江戸町人のビックリ節約ワザ!
普通、陶器の皿や茶碗などの食器が割れてしまったら捨てますよね。
でも江戸の人々は当たり前に”焼き接ぎ”という方法で修理して使っていたそうです。イベントでは、写真を見せてもらいましたが、見事に修理されていました。ツギあとは結構目立っていましたけどね。
陶器だけではありません鍋や釜などももうムリというところまで修理して使っていました。もちろん専門の職人さんがいてそれを商売としていたそうです。
道具だけではありません。紙や衣類、そしてなんと使って融けたロウソクのろうまでもリサイクルして使用していたそうです。
江戸って「モノを使い尽くす。」完璧なエコ社会の仕組みが成立していたんですね。
暮らしの中で修理やリサイクルがあたりまえの職業として成立していたなんて素晴らしいと思いませんか?
いかがでしょうか、昔の人々はこれは自分のものと専有したい思い、モノへの執着のような感覚は、あまりなかったんですね。
江戸の町民の暮らしを知って、私何だかモノを持ってどういうことなのだろうって考えるようになりました。
結構、モノって持っていなくても、豊かに生活できるように思えてきましたよ。
あなたもそう思いませんか?