安川ひこぞうのやすらぎ「定年」日記

無事に定年!やすらぎの定年生活を目指して日々奮闘中の安川ひこぞうです。定年後の3大不安「お金・健康・孤独」もなんのその!?

アナログ的シンプルライフも良いかも

定年後は、「心豊かなシンプルライフ」が夢なんです。

スマートスピーカーAIスピーカー)のコマーシャルを見ながら、「どんどん便利になるねぇ、こういうモノがひとつあるとシンプルに暮らせるかな。」とやはり便利さに目を奪われてしまいますね。

ところで、デジタルアナログと聞くと、本来の意味とは違うのですが、

  • デジタル=ハイテク・便利
  • アナログ=ローテク・手間がかかる

私はどうしてもこんなイメージを持ってしまいます。

スマホなどでもアナログ技術は使われているそうですが、ハイテクで便利なものはデジタルで、スマートスピーカー(AIスピーカー)などはデジタル化の最先端とイメージしてしまいます。

デジタル化が進んで便利になる中で、私は逆にアナログ的な不便さも良いものだなぁという意識をどこかに持っています。

そう再認識したお話をさせてもらいたいと思います。

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結構前の話ですが、大きく報道されましたのであなたも覚えていらっしゃるかもしれません。

2年半ほど前にANA全日空)のシステムに大規模なトラブルが発生し、欠航や遅延で数万人の利用客が影響を受けました。

搭乗手続きや予約販売を行うシステムが全て使用できなくなり、搭乗手続きができず大変な混乱になったようです。

混乱の中、前線にいるANAの空港職員さん達の対応が素晴らしく、ネット上で絶賛されました。システムのトラブルはANAに責任があるわけですから、納得していないお客さんも多数いたことでしょう。

しかし、現場の対応に称賛の声が多数聞かれました。報道によるとその絶賛の先には、昔ながらのアナログ対応があったんです。

手書きの搭乗券を覚えていますか?

なんと、ANAの空港職員さん達はひと昔前の昭和のころに行っていた手書きの搭乗券を利用する手続き方法でこの難局を乗り切ったのでした。

私も時々航空機を利用しますが、今やすべてデジタル化されたシステムですよね。

搭乗手続きも搭乗の際もカードや搭乗券のバーコードを読み取り機にかざし、「ピッ」と終了、本当に速くて便利です。我々もそれに慣れています。

それだけに、手書き搭乗券を使い人手で行うアナログの手続きは想像しただけでも大変そうです。

お客様1人1人に対応して搭乗券を発券するわけですが、行先・搭乗日・便名・座席を紙の搭乗券に手書きしたりスタンプを押したりして記載するわけです。

そして、保安検査場や搭乗口でのチェックも人手で行い、さらに手続きを完了した人数と実際に飛行機に搭乗した人数が合っていなくてはなりませんので、その確認も必要です。

カチカチと手押しでカウントするカウンターで搭乗客の人数を数えたそうです。もちろん完全に合致することが必要ですので、数えなおしもあったそうです。

ANAは、リスクマネジメントとしてシステムトラブル時でもシステムによらない他の方法で手続きができるように研修や訓練を行っていると発表していたそうですが、実際の緊急時にそれができ、機能するということは凄いことだと思います。

もちろんまずは、トラブルが発生しないように努力してもらわなければiいけません。

利用客の皆さんからは、緊急時にこのような対応ができる現場力への称賛の声や手書き搭乗券に対し懐かしむ声が寄せられていました。

私も30数年前には手書き搭乗券を使っていたことを覚えています。もっとも、手書き搭乗券を知らない世代から驚きの声がたくさん寄せられていたこともなんだか微笑ましいです。

だからアナログでしょうとは、思いませんが

だから全てアナログで行きましょうとは決して思いませんが、アナログなものは、手間がかかってもシンプルなものが多いように思います。

シンプルなものは、シンプルがゆえトラブルが起きにくく、起こったときも対応しやすいということが言えます。もちろんシンプルなりのトラブルも起こりうるとは思いますが、例え力技になってもなんとか対応できます。

「シンプル=単純な仕組み」は、分かりやすいし不都合が起きた時の対応も「シンプル=単純」であるように思います。

最近の家電はデジタル化が進んで構造は単純でも手を出せないブラックボックスのユニットがあり、修理には故障したユニットをそっくり交換ということになります。

一見シンプルのように思いますが、そのユニットがなければどうしようもないというのはちょっと困ります。

なんとか修理できる、対応できるというのもアナログの良さかもしれませんね。

やっぱりアナログは手間がかかる?

デジタルに比べてアナログの弱点は、なんといっても手間がかかることでしょう。

しかし、ANAのシステムトラブルにおいては、結局その手間のかかるアナログ的対応で解決したわけです。

しかも、全ての意見ではないにしろ、その手間をかけたおかげでANAの好感度が上がったとの声が多数聞かれました。

「人間万事塞翁が馬」というのも、何となくうなずけました。

私はこのトラブルの一件で、デジタル化が進んで便利になる中でアナログ的な手間がかかることや不便なことはそんなに悪いことではないのかもしれないなと印象が変わりました。

高度にデジタル化されたシステムの便利さは計り知れませんが、ひとたびそれが失われるとそのギャップは想像以上のものがありますね。

定年後はアナログ的シンプルライフも良いかもしれません。とは言ってもオールアナログはちょっと・・・。

要はデジタルとアナログのバランスが大切だなと思っています。

あなたはどうお考えになりますか?