夏の汗、臭い対策にも運動は効果的ですよ。
自分の臭いにはとても注意しています。
私のような50代は、とかく「加齢臭」が注目されますが、それだけではありません。どうしてもかいてしまう汗、「汗臭」にも注意をしなくてはいけません。
夏は汗をよくかきます。特に今年の夏は猛暑の上に私は汗かきなので汗臭対策がとても重要です。
汗臭対策には運動も効果的なんです。えっ、運動すると余計に汗かくんじゃないのと以外に思われるかもしれませんね。
実は、汗=臭いではないんです。汗が臭いに変わらないためのコツについてお伝えします。
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汗は無臭?
実は、汗は本来無臭なんです。
ただ、食べ物によって汗の臭いが影響を受けて臭いがすることがあります。例えば、スパイスなどで香りの強い食事をしたあとにあなたもご経験があるのではないでしょうか。
ところで先日、脳科学者の澤口俊之先生の講演を拝聴したのですが、たくさんの興味深いお話の中で香りの話題を紹介されました。
それは、脳の活性と香りの関係を実際に確認してみたときのことだそうです。
ほんのりと体からバラの香りを漂わせるために、そういう機能のある錠剤を毎日2~3錠づつ一週間飲み続けたところ、本当に自分の体からバラの香りがし始めて驚いたという話でした。
研究の方は思い通りの結果ではなかったそうですが、食べ物と汗の臭い、体臭は関係があるんですね。食事内容によってはご注意を。
その澤口俊之先生の講演については、この記事でご紹介いたしました。
汗はなぜ臭う
では、無臭だった汗がなぜ臭いに変わるのでしょうか?
それは人の体に住んでいる菌が関係しています。
皮膚をはじめ人間の体には常在菌と呼ばれる菌がいます。常在菌はとても役に立つ働きをしていますので、人間と共生していると言っても良いと思いますが、ときどき困ったことをします。
汗が臭いに変わるのもこの菌、皮膚の表面にいる常在菌が関係しています。この常在菌が養分の含まれた汗をエサにして、爆発的に増えて臭いを発するのです。
ということは、汗臭対策には汗を臭いに変えさせないことが重要なんです。
じゃ、その常在菌を除菌しちゃえばとの考えもあるかもしれませんが、それは賛成できません。
皮膚にいる常在菌は、バリア機能や悪い菌の増殖を防ぐなど無くてはならない重要な働きをしています。バランスが崩れたときなどに人間の側から見ればたまに悪さをします(人間側の都合ですけどね。)が、仲良く共生することがとても大切です。
汗の臭い対策
汗が臭いに変わる前に汗を拭き取る、汗を洗い流すことで臭いはかなり防ぐことができます。
「汗臭」は時間を置くと菌が増殖して段々と強くなっていきますが、臭いが強くなってしまう前にこまめに汗を拭き取ることをオススメします。
私はできるだけ洗い流すようにしています。腕や顔、首などは洗面所で洗います。
しかし、背中などはムズカシイですね。いつでもシャワーを浴びることができればよいのですが、それはムリ、そういう時はカラダ用の汗拭きシートを使っています。
人前ではさすがにできませんので、ロッカーまで行く手間はありますが、使いやすくて、メントールなどでさっぱりできてこれも良いですね。
汗臭対策にはこまめな汗ケアが大切ですが、根本対策として私が心がけていることがあります。
それは「運動習慣」なんです。運動で汗も鍛えるんです。
運動習慣で汗臭対策
以前ある健康番組で、よく汗をかく人とかかない人の汗を比較していました。
違うもんですね。よく汗をかく人の汗は、透明でサラッとしていました。
サラッとした汗は臭いが少ない上にほとんどが水分で蒸発しやすく、臭いに変わることも少ないそうです。
この違いは、汗が出てくる「汗腺」にあります。
運動習慣などがあり、日常的によく汗をかく人は「汗腺」がよく使われており、鍛えられているわけです。そして出てくる汗は水分の多い、臭いに変わりにくい汗です。
そうでない人は「汗腺」の働きが鈍り、汗が出にくくなってしまっています。そういう方がたまに運動して出てくる汗は、いわば濃い汗になってしまいます。
私は運動が好きで、汗臭対策が主目的ではありませんが習慣にしています。サラッとした汗をバッとかくと、スッキリ爽快です。
ただ、大量の汗をかくことが目的になってはいけません。
一度に大量に汗をかくと、汗とともに必要なミネラル分なども出ていってしまう恐れがあります。なにごとも適度が大切です。
あなたも、運動で汗(汗腺)を鍛えて、サラッとした水分の多い汗に変えて、汗臭対策してはどうでしょうか。
運動は他にもたくさんの良い効果がありますので、オススメしますよ。
ちょっとだけ注意すれば、汗が汗臭に変わることが防げます。そして、運動すれば汗の質を変えることも期待できます。
どうそ、あなたも試してみてくださいね。