安川ひこぞうのやすらぎ「定年」日記

無事に定年!やすらぎの定年生活を目指して日々奮闘中の安川ひこぞうです。定年後の3大不安「お金・健康・孤独」もなんのその!?

命の時間をムダ使いしないために。

争いが好きな方はいらっしゃらないと思います。

私も争いは、好きではありません。

争いごとは避けたいですし、できればそういう状況にはなりたくないですね。

湯川久子さんがお書きになられた書籍「ほどよく距離を置きなさい」を拝読しました。

そこには、「命の時間を争いでムダにしてはならない。」と書かれていました。

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湯川久子さん

湯川久子さんは、90歳になられる現役の女性弁護士です。九州で初めての女性弁護士だそうです。

ご著書の「ほどよく距離を置きなさい」には、湯川さんの人生や弁護士としてのご経験から、とても示唆に富む話がたくさん紹介されています。

人生や人間関係について事例をあげながらわかりやすくお書きになっていらっしゃるので、とても納得できるお話ばかりなんです。

ただ、どうしても離婚を題材にされた話が多いのですね。

これは、弁護士というご職業による面も大きいかと思いますが、やはり離婚問題がこじれた人間関係の縮図だからなのかもしれませんね?

弁護士というご職業ですので、離婚問題などの争いごとを解決することも弁護士の重要な役割であることは間違いありません。

特に私のような素人は、どんな争いごとも弁護士さんが間に入れば、スパッと白黒ついて解決することを期待します。

しかし、現実はそうは行かないことも多いそうです。

例えば、離婚問題でも長期間かかっても双方が納得せずに争いが続き、なかなか解決しないこともままあるようです。

湯川弁護士は「離婚問題は、長くても1年以内で解決すべき。」とおっしゃいます。

それには、ご経験に裏打ちされた深いわけがありました。

命の時間をムダにしない。

寿命には限りがあります。それだけに「命の時間をムダにしない。」ことがとても大切であるとの湯川弁護士のお考えによるものなのです。

私には、「命の時間」という言葉がとても心に響きました。

自分はもちろん、人は皆いずれ必ずこの世から旅立ちます。無限にこの世に居座ることはできません。

私もこれまで思いがけない別れや突然の別れを経験しました。そのたびに寿命には、限りがあることを再認識し、自覚しました。

50代になり、平均寿命の折り返し地点はとうに過ぎました。鈍感な私ではありますが、寿命についても、少しづつ現実のものとして認識できるようになってきました。

それだけに限りある命の時間を争いでムダに費やしてはいけないのですね。

そうは言っても、強い感情に左右されてなかなか冷静になれないこともあると思います。

しかし、争いが長びけば長引くほど再起のチャンスは遅れ、再起のエネルギーも失われていきます。

そのことを湯川弁護士はとても心配されて、前を向くための手段としての「和解」を積極的に行うことをススメておられます。

確かに、争いごとはエネルギーをたくさん使います。

本来、そのエネルギーは争いに使うものではなく、未来のためにこそ使うべきなんですよね。

私は杓子定規なところがあって、なにごとも白黒つけたいタイプなんです。

ですから、争いとまでは行かなくても物事が決着するまでは、その先のことが考えられなかったり前に目が向かないことが多いのです。

しかし、そこまでしてエネルギーを使って決着したとしても、大して得るものもなくただの自己満足でしかないことも経験しました。

自分は、大切な命の時間をムダ使いしていたのかもしれませんね。

限られた時間は有効に、そして前向きに使うべきという基本的なことを忘れ、感情やコリ固まった意識に左右されていた自分を反省したいと思います。

一冊の本から、とても心にしみ入るようなお話を聞くことができました。そして、自分を振り返るチャンスをいただいたように思います。

湯川久子さんのご著書からは、今回ご紹介したお話だけでなく、年輪のように積み重ねてきた、たくさんのご経験に裏付けられた教えを知ることができます。

人と人の間には、物理的な距離、時間的な距離、心の距離、いくつもの距離が存在すると思います。

その距離感の加減は、なかなかムズカシイものがあります。加減の間違いは、争いの原因のひとつになることもあるでしょう。

このご著書にはタイトルどおり「ほどよい距離」の多くのヒントが散りばめられていました。

杓子定規な私は、定年後の3大不安の一つ「孤独」つまり「人間関係」に大きな不安を持っています。

この本を拝読して、人間関係のもつれた糸をほどくプロの言葉に、心のモヤがスッと晴れるような感覚を持ちました。

湯川久子さんのご著書「ほどよく距離を置きなさい」をぜひお読みになってみてください。

強くオススメしたいと思います。