安川ひこぞうのやすらぎ「定年」日記

無事に定年!やすらぎの定年生活を目指して日々奮闘中の安川ひこぞうです。定年後の3大不安「お金・健康・孤独」もなんのその!?

「バク転」は人生を変える・・・かも?

NHKで放映されている番組「ドキュメント72時間」が好きでよく観ます。

1つの場所にカメラを固定し72時間撮影して、そこに集い行き来する人々の姿を取材し続ける番組です。

ハッとする発見があったり、登場する方を自分に投影して納得してみたり、場合によっては反面教師と考えてみたりと、とても興味深くそして楽しく観ています。

先日放映された「バク転教室 明日へ向かって跳べ!」には、良い刺激をもらいました。

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 バク転の思い出

「バク転ができるってなんだかカッコいい。」

中学生の頃、自分はそれだけの理由でバク転ができるようになりたくて、なりたくてしようがありませんでした。

体育館に行き、マットを引っ張り出してきては、ずいぶんとバク転の練習しました。

しかし、運動神経のニブイ自分はなかなかうまくできません。それでも続けているうちに少しづつ形にはなってきました。

でも、やっぱりヘタクソ。頭から落っこちたり、あちこちぶつけたり結構ムチャなことをしていましたね。

成功率は50%くらいだったでしょうか?

それ以来バク転をすることもなかったのですが、20代の頃に当時西武ライオンズに所属していらした秋山幸二選手のこのパフォーマンスに度肝をぬかれました。

素直にカッコいいと思ったんです。すっかり憧れてしまいました。(たぶん「モテるかも?」もあったと思います。)

これをきっかけに、またまたバク転をやってみたくなったのです。

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正確には「バク宙」でしたね。

それもどちらかというと体を折りたたまない伸身のバク宙ですから、秋山選手の身体能力の高さには驚きます。

私「バク宙」は、できません。

でも、中学生の頃より少しは運動神経がアップしたのか、しばらく練習してみるとバク転ができるようになったんです。

喜んだ私は、職場のソフトボール大会などで秋山選手のマネをしてバク転を連発し、ひんしゅくをかっっていたのでした。

あれから30数年、こんどこそバク転のことはすっかり忘れておりました。

 「ドキュメント72時間」を観てしまった

バク転教室 明日へ向かって跳べ!」今、通う人がどんどん増えているという町中にある「バク転教室」が舞台です。

一心不乱にバク転を練習する男性・女性、若い方・中年の方、みんな前向きで向上心が凄いんです。

普通、バク転は人生で使うことや役に立つことはほとんどないと思います。

でも、みなさん一生懸命なんです。

「ドキュメント72時間」を観てしまい、私も忘れていたバク転のときめきを思い出しました。

自分は年をとっても前向きにプラス思考で生きたなぁと思っています。妙な熱さで面倒くさいタイプの前向き人もいますが、自分は後ろよりは前に向かっていたいなと思うんです。

番組で取材を受けた方々は、良い感じの前向き人ばかりでした。

29歳メーカー勤務の男性会社員の場合

新年会で披露するダンスにバク転を取り入れてみたところ、大受け。それ以来、同僚からの視線が一変したそうです。

ご本人がおっしゃるには、

「たかだか1、2秒で人が『わぁっ!』てなるってなかなかない。仕事でもそんな瞬間ってない。」

とそれ以来今もバク転の練習を継続しているんです。よほどの快感だったのでしょうね。

印象深かったのは、彼のこの言葉

「仕事とかでミスしても、「イヤ俺バク転できるし」みたいな、勝手に自分の中で思ってる。なんか1個できることがあると、何か言われても「やれることもあるし」みたいな感じで、モチベーションとして・・・、まったく仕事とは関係ないですけど。」

自分「はっ」としました。この考え方とても良いと思うんです。

自分も30年以上サラリーマンをやっていると色々な経験をしました。

いつもまじめで明るかった同僚が心が疲れてしまって、仕事に来られなくなってしまったり、体調を崩してしまったり、結局うつで退職してしまったりなんてことを結構多く経験しました。

自分は何もしてあげることもできず、ただ心配するだけ。自分の無力さにとても心が痛みました。

ふりかえって考えてみると、同僚達はまじめ過ぎて、目の前のことだけでいっぱいいっぱいだったんですね。

ちょっとだけ違う方向を向いたり、一休みしていれば楽になったり、また違っていたかもしれないと思うんです。

仕事だけじゃなく、違う世界にいる自分や、仕事とはまったく関係ないところで何かができたり、人と違うことができる自分の価値を感じたり、そういうことってとても、とても大切なことだと思います。

29歳の彼は、それがバク転だったんですね。そして、彼はそのバク転にもっともっと磨きをかけているんです。

彼の姿がピカピカ輝いて見えましたよ。

中年もカッコいい

40歳を越えた時に、目標もなく過ごしてきた日々を変えたいと、人生で無縁だったバク転にチャレンジしようと決めたちょっとだけポッチャリの中年男性

また、「どんどん上手くなりたい。年齢を理由に止めるのは人生もったいない。限界に挑戦し続けたい。」と熱い心の前向き人41歳、奥さんの理解あまりなしの同じく中年男性

たくさんのバク転中年も登場しました。みんなカッコ良かったです。

自分は凄く良い刺激をもらいました。

こういう思いをさせてくれる「ドキュメント72時間」、心にしみます。自分は、本当に好きなんですよ。

あなたも一度ご覧になってみてください。 

バク転、またチャレンジしてみようかな?「還暦バク転」なんて、なんだかイイですよね。