「落語」のススメ アンチエイジングにも効果的?
私、落語が大好きなんです。
本当に良いですよ落語は。しみじみと感じています。
ところで、もしかして落語なんて「なんだか古臭い」、「お年寄の趣味なんじゃないの?」と思ってますか?
ちょっと待ってください。今、落語ブームが来ているんです。
では、落語の魅力をお伝えしましょう。
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※写真は、いつでも落語を聞ける定席寄席の池袋演芸場です。こじんまりした寄席で落語家さん、芸人さんとの一体感がすごく良いんです。
私も芸人さんからいじってもらったことがあります。妙に嬉しかったですよ。
ブームを支えているのは女性!?
落語会があちこちで開かれています。その件数、東京都内とその近郊だけでなんと10000件オーバー、この10年で2倍以上に増えているそうですよ。
しかもブームを支えているのはなんと女性なんです。
ごひいきのイケメン落語家さんがいて、手ごろな値段で落語を聞くことができる敷居の低さもあいまってブームが来ているんです。
好きになるきっかけはいろいろなんですね。
しかし、落語は本当に魅力的な芸能です。
多少の小道具はあるにしても声だけで男性も女性も、大人も子供も老人も、まさに老若男女を演じ分ける落語家さんの技(ワザ)には、ほれぼれします。
多少の小道具と言っても、たいていは扇子(せんす)と手拭(てぬぐい)のみ。これがタバコを吸う煙管(きせる)になったり刀になったり、手紙になったり財布になったり、またそれがいかにもそのように見えるところがさらに素晴らしい。
しかもその小道具が見えないCDやネットから聞こえる音声だけであっても、目をつぶると見えてくる情景、古典落語なら江戸の風景、長屋の様子がありありと浮かびあがりますね。
もっとも江戸の情景など本物は見たことがありませんので映画やドラマをヒントに聴いている自分の頭の中で再構築しているのでしょうけれども、自分だけの世界なので問題はないですよね?
やっぱり古典落語をオススメします。
落語には、長く伝わる「古典落語」や近年の創作の「新作落語」といった歴史による分類や、滑稽話や人情話などの内容による分類がありますが、古典落語も新作落語も、滑稽話も人情話もどれも魅力的です。
自分の好みは、やはり古典落語、なかでも人情話なんです。この暮らしにくい世の中にしみじみと良いです。
善人だらけ、善人同士がかもし出す人間模様、ほっとさせられるサゲ、ありえない話でも良いんです。
「なんだかなー?」と思うようなニュースがテレビ
やネットからあふれている世界の反対側お世界のような、良い人、善人の話を聞くと心が洗われます、心が安らぎますね。まさに癒しだと思います。
全国各地で行われる落語の公演や東京を中心にある寄席にぜひ足を運んでみてください。
寄席に行けば、落語だけでなく、講談や漫才、色物いろいろな芸を見ることができます。どれも面白い。
でも、やはり落語をぜひ味わってみてください。
落語家には、「前座」、「二つ目」、「真打」の階級があります(江戸落語の場合)が、まだちょっと危なっかしい前座さんの落語、上り調子の二つ目さんの落語、そして安定の真打さんの落語、それぞれ味があってまた良いもんです。
しかし、さすが真打、やはりレベルが違いますね。
技の違いは、間だと思います。これが極意なのかも?思わず「上手い」とうなってしまいます。
そして、上手な真打はしぐさや身のこなしが美しいです。日本舞踊はじめ踊りも修行のうちということですので、そういったものから身に着けるのでしょうね。
武士のしぐさや女性のしぐさ、上手な方は身のこなしが流れるようです。無駄がないと言うんでしょうか。何とも言えない美しさがあります。
声やしぐさから、自身の頭の中に物語を映し出していく落語は素晴らしい芸術であると同時に脳のトレーニングにももってこいです。
た、笑うことは免疫アップ、健康にアンチエイジングに効果絶大と言われています。
聴くだけで脳トレ、アンチエイジング・・・凄い!と思いませんか?
手軽に落語を楽しむには?
落語の公演や寄席に足を運ぶことがムズカシクても大丈夫です。
CDやDVD、そしてネット配信でも落語のプログラムは購入できます。ユーチューブ(YouTube)にも落語はたくさんアップされていますよ。
また、お近くの図書館に行ってみてください。落語のCDやDVDを無料で借りることができます。手軽です。
今はもう直接お聴きすることのできない名人と呼ばれる方々のまさに名人芸も鑑賞することができます。さすが名人、本当に見事です。
もちろん現役の落語家さんにも味のある方は多いです。たくさんの落語家の話をお聴きになってみてください。きっと好みの落語家さんが見つかります。
同じ演目をたくさんの落語家さんで聴き比べてみても面白いですね。
同じ話でも落語家さんによって違いますし、柳家一門、古今亭一門といった一門ごとでも演じ方が微妙に違っているんですよ。
あなたもいかがでしょうか?
ぜひ落語をお聴きになってみてください。シンプルに自分の頭の中だけで繰り広げられるさまざまなドラマ、良いものですよ。オススメします。
私、落語をこよなく愛しています。